『図説日本鳥名由来辞典』(柏書房 1993年刊)の普及版。鳥の和名の由来として、奈良時代では『万葉集』『古事記』など、平安時代や鎌倉時代以後は文学的古典の他に古辞書を、江戸時代では主に本草書・産物志など、各時代の文献から鳥名を拾い上げて、時代による鳥名の変遷を辿り、また、各時代の鳥名がどの現代名に対応するのかを同定した辞典。収録項目数2,700余。収録図版700点余。鳥類の和名、漢名を見出し語に五十音順に配列し、鳥類の現代名(標準和名)、鳥名の方言・オランダ語・アイヌ語、鳥の形状などを記載した辞典編、資料編、索引編(現代名―古名索引および総画引名彙索引)からなる。