維管束植物(伝統的な分類では種子植物とシダ植物に相当する)を対象とした植物名のリスト。日本における自生植物、帰化・逸出植物、野生化している栽培植物をAPG分類体系*に従って配列し、学名と標準的な和名を収録している。分類群の階級は種及び品種以上の種内分類群を表記してある。種内分類群はそれぞれの種の中で階級順に階層化し、その上でアルファベット順に配列している。雑種分類群については、和名のついているもののみを収録している。また、日本の固有種及び絶滅危惧種については環境省の基準に従った絶滅危惧植物カテゴリーを表記してある。巻末に学名索引及び和名索引を付す。*APG分類体系は、欧米の系統分類学の研究者たちが中心となって結成した「被子植物系統研究グループ(Angiosperm Phylogeny Group;APGと略称)」によって1998年に公表されたもので、系統関係を反映した被子植物の分類体系である。