第１章　なぜ時間なのか 　1‐1．幽体離脱 　1‐2．ベビーシッターエコノミー 　1‐3．約束され、決済される現在 第２章　デジャブ・木／森の可換性 　2‐1．カードマジックの時間 　2‐2．まだ半分、もう半分 　2‐3．図を見る・地を見た 　2‐4．デジャブ体験 　2‐5．デジャブから時間へ 第３章　マルコポーロ──時空の内的記述 　3‐1．マルコポーロとマクタガート 　3‐2．因果集合と因果的歴史 　3‐3．時間を評価するジーブ 　3‐4．因果的歴史の時間モデル 　3‐5．因果的歴史モデルとしての束 　3‐6．排中律の破れ 第４章　内部観測からＡ系列・Ｂ系列へ 　4‐1．同一性原理を潜在する境界 　4‐2．運動の流れと時間の流れ 　4‐3．「いま」の全一性、その現実性への転回 　4‐4．Ａ系列とＢ系列への分化 　4‐5．統語論としてのＡ、意味論としてのＢ 第５章　マクタガート的不可能性からの転回──デジャブ再考 　5‐1．マクタガートにおけるＡ系列の不可能性 　5‐2．マクタガートにおける時間のクオリア 　5‐3．因果集合・因果的歴史上の一般化されたＡ系列・Ｂ系列 　5‐4．現在の担うa/{a}‐共役性 ほか