Web NDL Authoritiesについて
1. サービスの概要
「国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス(Web NDL Authorities)」は、国立国会図書館が維持管理する典拠データを一元的に検索・提供するサービスです。
- 典拠データを「キーワード検索」、「分類記号検索」および「典拠ID検索」により検索できるほか、「国立国会図書館サーチ」と連携し、典拠データによる書誌データの再検索など、多様な検索機能を提供しています。
- 一般的な操作方法および画面のより詳しい説明は、「ヘルプ」をご覧ください。
- 典拠データによる書誌データの検索方法や、国立国会図書館サーチ検索画面での検索との違いなどについて、詳しくは「典拠データを使った資料検索:Web NDL Authoritiesガイド」(国立国会図書館ホームページへリンク)をご覧ください。
- URIによるリンク、ダウンロード、RSS配信などの機能の概要は、「機能説明」をご覧ください。
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典拠データの記述のデータモデルには、RDFを使用しており、SPARQLによる検索もサポートしています。
Web NDL Authoritiesは、ウェブ上の情報資源に意味の明確なデータを付与し、機械的な意味処理を目指す「セマンティック・ウェブ」の技術に対応しています。
- データモデルについては、「RDFモデルについて」をご覧ください。
- SPARQLによる検索については、「SPARQLについて」をご覧ください。
2. 典拠データとは
国立国会図書館では、利用者が求める資料を探し出せるように、タイトル、著者等を記録した書誌データを作成しています。書誌データには、著者名や著作、件名として記録する人物、団体、テーマ等に複数の表記方法や同義語がある場合は1つにまとめ、同じ名称で異なるものを指す場合はそれぞれ区別して検索ができるように、それらの人物、団体、著作、テーマ等を表す名称またはタイトルのうち、優先して使用するものを選択し、必要に応じて識別のための情報を付加して記録します。
「典拠データ」とは、優先して使用する「名称/タイトル」を見出しとした上で、ほかの表記方法や同義語を「別名/別タイトル、同義語」としてまとめて記録し、その他識別のための情報を記録したものです。
著者の表記 | 名称/タイトル | |
---|---|---|
シェークスピア シェイクスピア シェークスピヤ シェイクスピア, ウィリアム 沙士比阿 |
→ | Shakespeare, William, 1564-1616 |
典拠種別 | 個人名 |
---|---|
名称/タイトル | Shakespeare, William, 1564-1616 |
別名/別タイトル | シェークスピア |
シェクスピア | |
シェイクスピア | |
シェイクスピア, ウィリアム | |
沙士比阿 | |
出典 | マクベス |
典拠データの各項目については、「ヘルプ > 表2 詳細情報画面項目表」を参照ください。
3. 典拠データの提供範囲・作成基準
Web NDL Authoritiesでは、現在、国立国会図書館が維持管理しているすべての典拠データを提供します。具体的には「個人名」「家族名」「団体名」「地名」「統一タイトル」「著作」「普通件名」「ジャンル・形式用語」および件名に使用する「細目」の典拠を含みます。件名典拠については、「細目付き件名」も提供範囲に含めています。
典拠データは、「著者名典拠」、「著作典拠」、「件名典拠」、「ジャンル・形式用語典拠」に大別されます。個人名と団体名および国名、行政単位に該当する地名典拠については、「著者名典拠」と「件名典拠」で同一の典拠データを使用しています。著作については、「著作典拠」と「件名典拠(「統一タイトル件名」)」で同一の典拠データを使用しています。
- 典拠データ作成作業における個人名、団体名等の基準については、「アクセス・ポイント」のページをご覧ください。
- 件名の作業指針については、「国立国会図書館件名作業指針」をご覧ください。
- ジャンル・形式用語の作業指針については、「国立国会図書館ジャンル・形式用語作業指針」をご覧ください。
4. 典拠データの修正について
Web NDL Authoritiesの提供対象となる個人名典拠データの修正については、「国立国会図書館が作成する書誌データとその修正について」のページをご覧ください。
5. 利用上の注意
Web NDL Authoritiesのサービスをご利用いただく上でご注意いただきたい点は以下のとおりです。
- 利用条件等に関しては、「動作環境・利用条件」のページをご覧ください。
- Web NDLSHからの変更点につきましては、「Web NDLSHからの変更点」のページをご覧ください。