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RDFモデルについて


1. 典拠データのRDFモデルについて | 2. 記述に使用する語彙 | 3. 読みの表現 | 4. RDF/XML形式によるフォーマット仕様


1. 典拠データのRDFモデルについて

1-1. 個人名、家族名、団体名、著作

典拠データのうち、個人名、家族名、団体名、著作については、典拠を維持管理するための情報(典拠情報)と、その典拠によって記述される対象(名称実体)の2レベルでモデルを構成しています。これは、個人名、家族名、団体名、著作の典拠データで記述される名称実体が、Agentクラスを値域とするdcterms:creatorのインスタンスなどとして使用され、典拠情報とは別に名称実体そのものの識別子等の情報が必要であると考えられるためです。
典拠情報と名称実体は「名称実体は典拠情報の主トピック(foaf:primaryTopic)である」という関係によって結びつきます。
名称/タイトル「夏目, 漱石, 1867-1916」の典拠データ(典拠ID:00054222)は、RDF/Turtle形式では以下のとおり表現されます。

@prefix rdf: <http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#>.
@prefix rdfs: <http://www.w3.org/2000/01/rdf-schema#>.
@prefix owl: <http://www.w3.org/2002/07/owl#>.
@prefix skos: <http://www.w3.org/2004/02/skos/core#>.
@prefix xl: <http://www.w3.org/2008/05/skos-xl#>.
@prefix rdag1: <http://RDVocab.info/ElementsGr1/>.
@prefix rda: <http://RDVocab.info/ElementsGr2/>.
@prefix frbrent: <http://RDVocab.info/uri/schema/FRBRentitiesRDA/>.
@prefix foaf: <http://xmlns.com/foaf/0.1/>.
@prefix ndl: <http://ndl.go.jp/dcndl/terms/>.
@prefix dct: <http://purl.org/dc/terms/>.

<http://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/00054222>
	foaf:primaryTopic <http://id.ndl.go.jp/auth/entity/00054222>;
	rdf:type <http://www.w3.org/2004/02/skos/core#Concept>;
	dct:modified "2020-11-30T16:31:43";
	dct:created "1979-04-01";
	xl:prefLabel [xl:literalForm "夏目, 漱石, 1867-1916";ndl:transcription "ナツメ, ソウセキ, 1867-1916"@ja-Kana,"Natsume, Soseki, 1867-1916"@ja-Latn];
	rdfs:label "夏目, 漱石, 1867-1916";
	xl:altLabel [xl:literalForm "夏目, 金之助";ndl:transcription "ナツメ, キンノスケ"@ja-Kana,"Natsume, Kinnosuke"@ja-Latn;dct:description "本名"],[xl:literalForm "Natsume, Soseki"],[xl:literalForm "Soseki Natsume"],[xl:literalForm "Нацумэ, Сосэки";ndl:transcription "Natsumė, Sosėki"@ja-Latn],[xl:literalForm "Nacume, Soseki"],[xl:literalForm "나츠메, 소오세키"],[xl:literalForm "نتصميه, صوسك";ndl:transcription "Natṣumīh, Ṣūsiki"@ja-Latn],[xl:literalForm "Нацуме, Сосеки";ndl:transcription "Nat︠s︡ume Soseki"@ja-Latn];
	dct:source "坊ちゃん","文化人名録 第26版";
	skos:exactMatch <http://viaf.org/viaf/sourceID/NDL%7C00054222#skos:Concept>;
	skos:inScheme <http://id.ndl.go.jp/auth#personalNames>.

<http://id.ndl.go.jp/auth/entity/00054222>
	rdf:type <http://xmlns.com/foaf/0.1/Person>;
	foaf:name "夏目漱石";
	rda:dateOfBirth "1867";
	rda:dateOfDeath "1916".

典拠情報は、基本要素が全て文書として記述可能であり、URIにアクセスすることで直接データを取得できる「情報リソース」として扱います。一方、名称実体は、それ自体をネットワーク経由で取得できるものではないため、ウェブのアーキテクチャにしたがい、直接参照可能なURIを与えることはしません。名称実体のURIは、303転送型URIとし、参照されるとHTTPコード303 see otherを返して、典拠データのURIにリダイレクトします。

(例)個人名典拠「夏目, 漱石, 1867-1916」(典拠ID:00054222)のURI

1-2. 地名、統一タイトル、普通件名、ジャンル・形式用語、細目

地名、統一タイトル、普通件名、ジャンル・形式用語、細目は、使用が想定されるdcterms:subjectの値域に特に指定がないこと、また、名称/タイトルにより記述されるのが一般的な概念ではなく、あくまで当館の典拠データの体系内における概念であり、名称/タイトルの記述と新規作成年月日や更新年月日といった管理情報を区別する必要はないことから、典拠情報のみの1レベルでモデルを構成しています。
名称/タイトル「セマンティックウェブ」の典拠データ(典拠ID:01017771)は、RDF/Turtle形式では以下のとおり表現されます。

@prefix rdf: <http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#>.
@prefix rdfs: <http://www.w3.org/2000/01/rdf-schema#>.
@prefix owl: <http://www.w3.org/2002/07/owl#>.
@prefix skos: <http://www.w3.org/2004/02/skos/core#>.
@prefix xl: <http://www.w3.org/2008/05/skos-xl#>.
@prefix rdag1: <http://RDVocab.info/ElementsGr1/>.
@prefix rda: <http://RDVocab.info/ElementsGr2/>.
@prefix frbrent: <http://RDVocab.info/uri/schema/FRBRentitiesRDA/>.
@prefix foaf: <http://xmlns.com/foaf/0.1/>.
@prefix ndl: <http://ndl.go.jp/dcndl/terms/>.
@prefix dct: <http://purl.org/dc/terms/>.

<http://id.ndl.go.jp/auth/ndlsh/01017771>
	rdf:type <http://www.w3.org/2004/02/skos/core#Concept>;
	dct:modified "2017-04-27T16:35:52";
	dct:created "2005-11-16";
	xl:prefLabel [xl:literalForm "セマンティックウェブ";ndl:transcription "セマンティックウェブ"@ja-Kana,"Semantikkuebu"@ja-Latn];
	rdfs:label "セマンティックウェブ";
	xl:altLabel [xl:literalForm "セマンティクウェブ"],[xl:literalForm "Semantic Web"];
	dct:source "セマンティックWeb / 斎藤信男, 萩野達也 監訳 ; Dieter Fensel, James Hendler, Henry Lieberman, Wolfgang Wahlster 編","goo辞書 (200511)";
	skos:inScheme <http://id.ndl.go.jp/auth#topicalTerms>;
	owl:sameAs <http://id.ndl.go.jp/auth/ndlsh/セマンティックウェブ>;
	skos:relatedMatch <http://id.ndl.go.jp/class/ndlc/DK411>,<http://id.ndl.go.jp/class/ndc10/007.3>,<http://id.ndl.go.jp/class/ndc9/547.483>,<http://id.ndl.go.jp/class/ndc9/694.5>;
	skos:broader <http://id.ndl.go.jp/auth/ndlsh/00841024>;
	skos:closeMatch <http://id.loc.gov/authorities/subjects/sh2002000569>;
	skos:related <http://id.ndl.go.jp/auth/ndlsh/01017770>,<http://id.ndl.go.jp/auth/ndlsh/00981806>,<http://id.ndl.go.jp/auth/ndlsh/00575010>.

<http://id.ndl.go.jp/auth/ndlsh/00841024> rdfs:label "インターネット".
<http://id.ndl.go.jp/auth/ndlsh/01017770> rdfs:label "オントロジー (情報科学)".
<http://id.ndl.go.jp/auth/ndlsh/00981806> rdfs:label "メタデータ".
<http://id.ndl.go.jp/auth/ndlsh/00575010> rdfs:label "情報検索".

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2. 記述に使用する語彙

典拠情報の記述には、以下の語彙を使用します。

表1 典拠情報の記述に使用する語彙
語彙 記述内容
SKOS-XL(注1) 名称/タイトル(skosxl:prefLabel)、別名/別タイトル、同義語(skosxl:altLabel
SKOS 典拠種別(skos:inScheme)、上位語(skos:broader)、下位語(skos:narrower)、関連語(skos:related)、分類記号(skos:relatedMatch)、関連リンク(skos:closeMatch)、関連リンク/出典(skos:exactMatch)、編集履歴(skos:historyNote)、注記(skos:note
DC-NDL 読み(dcndl:transcription)、関連名称(別名、旧称、新称、本名、筆名、号)(dcndl:anotherName, dcndl:previousName, dcndl:laterName, dcndl:realName, dcndl:artName, dcndl:pseudonym)、関連する場所(dcndl:associatedPlace)、来歴(dcndl:familyInformation)、その他の属性(dcndl:otherAttribute)、著作の形式(dcndl:formOfWork
RDFS 表示用ラベル(名称/タイトル)(rdfs:label
Dublin Core 創作者等(dcterms:creator)、関連著作(上位)(dcterms:isPartOf)、関連著作(下位)(dcterms:hasPart)、著作の日付(dcterms:created)、出典(dcterms:source)、作成日(dcterms:created)、最終更新日(dcterms:modified
FOAF 典拠情報と名称実体との関係表現(foaf:primaryTopic
OWL 普通件名のラベル型URI(owl:sameAs

名称実体の記述には、以下の語彙を使用します。

表2 名称実体の記述に使用する語彙
語彙 記述内容
FOAF 名称(foaf:name(注2)、名称実体の種別(個人、団体)(foaf:Person, foaf:Organization(注3)
RDA Group 2 Elements 生年(rda:dateOfBirth)、没年(rda:dateOfDeath)、専攻(rda:fieldOfActivityOfThePerson)、経歴(rda:biographicalInformation)、職業(rda:professionOrOccupation)、来歴(rda:corporateHistory, rda:familyHistory)、設立年(rda:dateOfEstablishment)、廃止年(rda:dateOfTermination)、期間(rda:dateAssociatedWithTheCorporateBody)、構成員(rda:prominentMemberOfTheFamily
FRBR Entities for RDA 名称実体の種別(家族、著作)(frbrent:Family, frbrent:Work(注3)

(注1)SKOS-XLを用いる理由は、以下の2点です。

  1. 優先ラベル(=名称/タイトル)と代替ラベル(=別名/別タイトル、同義語)という区別があり、ラベルを構造化して読みを与えるという要件を満たす。
  2. すべての典拠データで優先ラベル・代替ラベルの表現方式を共通化することにより、利用者の利便性が向上する。

(注2)同種のデータは、同一のプロパティで表現することで利用者の利便性が向上するため、名称実体の種別により語彙を変えることはせず、foaf:nameで統一します。
(注3)名称実体の種別(rdf:type)は、個人、団体の場合はFOAFのクラスであるPersonOrganizationを、家族、著作の場合はFRBR Entities for RDAのクラスであるFamilyWorkを用います。FRBR Entities for RDAにも、PersonCorporateBodyクラスが定義されていますが、より普及しているFOAFのクラスを採用します。

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3. 読みの表現

読みを付加する優先ラベル(=名称/タイトル)と代替ラベル(=別名/別タイトル、同義語)の表現には、SKOS拡張のskosxl:prefLabelskosxl:altLabelをそれぞれ使用します。読みの記述には、DC-NDLで定義されるdcndl:transcriptionの語彙を使用します。典拠レコードでは、カタカナ読みとローマ字読みの2つの読みを保持しており、それぞれ言語属性”ja-Kana”と”ja-Latn”を用いて区別します。

4. RDF/XML形式によるフォーマット仕様

以下に、RDF/XMLフォーマット仕様を「個人名、家族名、団体名」「地名、統一タイトル、普通件名、細目」の2つに分けて表に示します。

(注4)以下のRDF/XMLフォーマット仕様は、2020年12月以前の内容です。著作、ジャンル・形式用語については今後追加する予定です。

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