機能説明
1. 検索・表示
トップページ画面等から、次の3通りの典拠データの検索が可能です。
- キーワード(名称/タイトル、別名/別タイトル、同義語)による検索
- 日本十進分類法(NDC)第9版、第10版または国立国会図書館分類表(NDLC)の代表分類による検索
- 当館の典拠IDによる検索
検索機能の使い方、正規化処理、画面説明については、「ヘルプ」をご覧ください。
また、APIの一種であるSPARQLによる検索も可能です。検索方法については、「SPARQLについて」のページをご覧ください。SPARQL1.1(試行版)については、「SPARQL1.1(試行版)について」のページをご覧ください。
2. URIによるリンク
各典拠データには、URIを付与しています。典拠種別により、下表のとおりURIの付与方法に違いがあります。
(○:該当する型のURIを持つ、―:該当する型のURIを持たない)
個人名 | 家族名 | 団体名 | 地名 | 統一タイトル | 著作 | 普通件名 | 細目 | ジャンル・形式用語 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
典拠情報(注1)URI | 典拠ID型 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
ラベル型 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ○ | ― | ○ | |
名称実体(注1)URI | ○ | ○ | ○ | ― | ― | ○ | ― | ― | ― | |
名前空間 | ndlna | ndlna | ndlna | ndlna | ndlna | ndlna | ndlsh | ndlsh | ndlgft |
(注1)「典拠情報」と「名称実体」のモデルの構成については、「RDFモデルについて」のページをご覧ください。
2-1. “ID”型典拠情報URI
全種別の典拠データに対し、IDを使用したURIを付与しています。
(例)
- 個人名典拠「Shakespeare,William, 1564-1616」(典拠ID:00456207)のURI
http://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/00456207 - 普通件名典拠「セマンティックウェブ」(典拠ID:01017771)のURI
http://id.ndl.go.jp/auth/ndlsh/01017771 - ジャンル・形式用語典拠「議会資料」(典拠ID:001347333)のURI
http://id.ndl.go.jp/auth/ndlgft/001347333
2-2. ラベル型典拠情報URI
普通件名およびジャンル・形式用語に関しては、名称/タイトルの文字列を使用したURIも併せて付与しています。(注2)
(例)
- http://id.ndl.go.jp/auth/ndlsh/図書館(普通件名典拠「図書館」のURI)
- http://id.ndl.go.jp/auth/ndlsh/インターネット(普通件名典拠「インターネット」のURI)
- http://id.ndl.go.jp/auth/ndlgft/漫画(ジャンル・形式用語「漫画」のURI)
(注2)URIの上位規格であるIRI(国際化資源識別子)では構成文字に仮名や漢字が使えるので、件名標目をそのまま用いることができます(“図書館”を“%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8
”とURLエンコードする必要がありません)。
あるウェブサイトの主題が「インターネット」であることを、RDF/Turtle形式で次のように記述できます。
@prefix dcterms: <http://purl.org/dc/terms/>.
<http://example.org/> dcterms:subject <http://id.ndl.go.jp/auth/ndlsh/インターネット>.
2-3. 名称実体URI
個人名、家族名、団体名、著作の典拠データに関しては、「RDFモデルについて>1. 典拠データのRDFモデルについて」にあるとおり、情報リソースである典拠情報に関する記述、非情報リソースである名称実体に関する記述の2つから構成されます。名称実体に関する記述で使用される主語URIは、303転送型URIで、参照されるとHTTPコード303 see other
を返して、典拠情報のURIにリダイレクトされます。
- http://id.ndl.go.jp/auth/entity/00054222(「夏目漱石」の名称実体のURI)
- http://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/00054222(「夏目漱石」の典拠情報のURI)
ある著作の作者が「夏目漱石」であることを、RDF/Turtle形式で次のように記述できます。
@prefix dcterms: <http://purl.org/dc/terms/>.
<http://example.org/> dcterms:creator <http://id.ndl.go.jp/auth/entity/00054222>.
3. URIによる検索結果へのリンク
URIを用いて検索結果にリンクすることができます。
- https://id.ndl.go.jp/auth/ndla/?qw=文学&g=all(キーワード検索「文学」の結果)
- https://id.ndl.go.jp/auth/ndla/?qw=太陽&g=na(キーワード検索「太陽」(名称典拠のみ対象)の結果)
- https://id.ndl.go.jp/auth/ndla/?qw=野球&g=corporateNames(キーワード検索「野球」(団体名典拠のみ対象)の結果)
- https://id.ndl.go.jp/auth/ndla/?qc=KS113&pfx=NDLC(KS113(NDLC)の検索結果)
No | 項目 | 説明 | 一致条件 |
---|---|---|---|
1 | w | キーワード検索を行います。 | 部分一致 |
2 | g | 検索対象とする典拠種別の指定を行います。指定できる値は以下のとおりです。 “all”:すべて “na”:個人名、家族名、団体名、地名、統一タイトル、著作 “sh”:普通件名、細目 “gf”:ジャンル・形式用語 “personalNames”:個人名 “familyNames”:家族名 “corporateNames”:団体名 “geographicNames”:地名 “uniformTitles”:統一タイトル “work”:著作 “topicalTerms”:普通件名 “sub”:細目 “genreformTerms”:ジャンル・形式用語 |
完全一致 |
3 | c | NDC第9版、第10版、またはNDLCの分類記号から検索を行います。 | 完全一致 |
4 | pfx | 以下のいずれかの値を指定します。 “NDC9″:日本十進分類法第9版 “NDC10″:日本十進分類法第10版 “NDC9/10″:日本十進分類法第9版および第10版 “NDLC”:国立国会図書館分類表 分類記号検索を行う場合、この引数は必須になります。 |
完全一致 |
4. 特定の形式によるデータ取得(データ形式と拡張子)
Web NDL Authoritiesは、コンテントネゴシエーション(Content Negotiation)に対応し、各典拠データのURIにアクセスすると、一般のブラウザはHTMLによる詳細情報を、RDFアプリケーションはRDF/XMLによるグラフを取得することができます。特定の形式によるデータを取得したい場合は、URIに拡張子を加えます。
現在提供しているデータ形式と拡張子は表3の通りです。
データ形式 | 拡張子 |
---|---|
HTML形式 | .html |
RDF/XML形式 | .rdf |
RDF/Turtle形式 | .ttl |
JSON-LD形式 | .json |
5. ダウンロード
- 一括ダウンロード
「一括ダウンロード用ファイル」のページをご参照ください。 - 個別ダウンロード
個別の典拠データについては、詳細情報画面の下部に表示されるリンクから、RDF/XML・RDF/Turtle・JSON-LDの各形式のデータを取得することができます。
6. 自動更新
収録されている典拠データについて、自動更新を行います。データの新規追加、訂正、削除について、日次で更新します。
7. 新設件名等のRSS配信
「新設件名等のRSS配信」のページをご参照ください。